食の未来構想ラボ オープンのご挨拶

ふとおもうのは、100年前に暮らす日本人がもしも「いま」の日本人の食生活を見たらどんなことを感じ、どうおもうのだろうかと。
種類豊富な缶詰や冷凍食品。野菜も果物もカットし売られている。
まちなかには調理済みの食事ができる場所があり車に乗ったまま買って食べることができる。そんな光景に驚くことは間違いないでしょう。
先日話題になった“セブンイレブンのおにぎり”。
他国の人にとっては複雑で開封しにくい包装も日本人にとっては疑問に感じることなく日常的に食べていました。
繊細で丁寧なものづくりが成せる商品開発力。
日本人だからこそ実現してきた食への追及。
季節を通した食の提案。
地域に根ざした食文化の伝承。
祭事や歳時とともにある食の継承。
世界中の資源と技術を駆使し協業する食分野。
フードテックに昆虫食。ベースフード。
食への追及はこれからまた新たな生き方をも提案していくことになるでしょう。
食べることは、生きること。生き方は食べ方です。
これから100年先。間違いなく地球環境の保持。健康寿命の延伸。全人類の心身の健康を目指した食の追求と実現を国境や言語、宗教をも越えて互いの叡知と経験と技術を分かち合いながら実現に向けて加速する時代になるでしょう。
この「食の未来構想ラボ」が、皆さまにとってそんな共創の場になることを願っております。

一般社団法人あしたの食卓研究所
代表理事石原奈津子