食品業界最前線

コロナ禍のお弁当事情、~40代男性の2割がお弁当を作る事実

ソフトブレーン・フィールド(東京都/木名瀬博社長)は、全国のアンケートモニター(以下、POB会員)から月間1100万枚のレシートを収集する国内最大規模の(提携サイト含める)、日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID-POS購買理由データPoint of BuyⓇ(以下、POBデータ)」を活用し、生活者の購買行動を分析しています。

本連載では毎回、52週MDに合わせたテーマや、トレンドを意識した独自調査による結果をレポートしていきます。ぜひ、日々の販促活動にお役立てください。

4月からの新生活でお弁当を持参している人だけではなく、コロナ禍のランチシーンの変化によって、人との接触を避けるために手作りのお弁当を持参する人が増えているようです。
そこで連載第1回目は、「お弁当作り」をテーマに、前半ではPOBアンケートによる「お弁当作りの実態」、後半ではお弁当のおかずに利用する人も多い「冷凍食品のレシート分析」を中心にご紹介します。

まずアンケートで、直近半年以内でお弁当を作った経験を男女年代別で調査しました。

直近近半年以内でお弁当を作った~30代・40代・50代女性は半数近く・60代では3割


女性(N=2102人)の年代別で、直近半年以内にお弁当を作った経験を尋ねると、「40代女性(54.0%)」が、最多回答となり半数を超え、「50代女性(48.3%)」と続き、自分だけではなく、子どもやご主人のために作るといったコメントが多くみられました。60代を境に、お弁当を作った経験がある人は減少し、「60代以上女性(29.2%)」では、3割に満たない結果となりました。

見出し②~40代男性のおよそ2割が、直近半年間でお弁当作り経験あり

次に、男性(N=1900人)の年代別で、直近半年以内におけるお弁当を作った経験を尋ねると、「~30代男性(22.4%)」が最多回答となり、「40代男性(19.6%)」と続き、いずれの年代も5人に1人が直近半年間で、お弁当を作った経験があると回答しました。
「子どもが好きなおかずを詰める(40代)」や、「時間がないので、ありものをつめて時間とお金の節約をしている(50代男性)」、子どもため、節約のためといった声だけではなく、「血糖値と血圧対策のため、弁当にしている。薄味で野菜多めを心がけている(50代)」など、健康のためにお弁当を作るといった声もありました。

男性は年代が上がるにつれて、お弁当を作った経験がある人は減少し、「60代以上男性(10.9%)」では、およそ1割程度となります。

次からは、直近半年でお弁当を作った経験がある男女(N=1254人)を対象に、頻度やお弁当作りの際に重視することを調査しました。

半数以上が週に4日以上お弁当を作っている

直近半年間でお弁当を作った頻度は、「ほぼ毎日(14.9%)」、「週に4~5回(36.5%)」となり、お弁当作りが日常化している人が半数以上いることがわかりました。

お弁当を作る時間は、「(作り置き・前の日の夕食を詰めるなど)準備するだけ(17.1%」、「~15分程度(37.2%)」となり、半数以上(54.3%)が、「~15分程度」となり、忙しい毎日の中で短時間・スピーディにお弁当を用意していることがわかりました。

お弁当作り重視すること「栄養バランス」よりも「簡単」が上回る

次に、お弁当を作る際に重視することを尋ねると、「簡単(49.1%)」、「傷みにくい(48.8%)」を半数近くの方が回答し、「栄養バランス(39.9%)」や「彩り(34.3%)」を上回りました。
コメントをみると、「出先で食べやすく・後片付けも簡単なサンドイッチなどが定番」、「電子レンジやフライパン1つで簡単に作ることができるおかず」、「チャーハンや親子丼など食材も少なくボリュームがある」など、食材の準備・調理・食べやすさ・後片付けなど、お弁当を作る様々な過程で簡単を意識していることがわかりました。
また、「栄養バランス」においては、肉や魚などの主菜だけではなく、「彩りに気を配ると栄養も偏らないと思う」、「黄色、赤、緑の食材が入る様にして、彩りに気を配る」などといった、彩りを意識することで、様々な食材を摂り入れる工夫をしているといったコメントがありました。

次に、お弁当作りの悩みについて調査をすると、1254人(直近半年でお弁当を作ったことがある男女)のうち、およそ6割が「悩みがある(60.4%)」と回答しました。その理由をみていきましょう。

マンネリ・ワンパターン・メニューを考えることが、お弁当作りの悩み

お弁当を作る際の悩みは、(N=757人、お弁当を作る際に悩みがある男女)、「メニューがマンネリ・ワンパターン(68.0%)」、「主食やおかずを考えること(61.0%)」が、それに次ぐ「お弁当の見た目(30.9%)」を30pt以上引き離す結果となりました。

今までの調査結果から、お弁当の作りの実態として、忙しい朝の短時間で効率的に用意したいと考える人が多く、作りやすさや、毎日メニューを考えることの大変さから、メニューのマンネリ・ワンパターン化に対して悩みを抱える人が多いことがわかりました。

後半(●/●公開予定)では、お弁当に活用する人も多い「冷凍食品のレシート分析」を中心に調査結果をレポートしていきます。

このようにPOBデータでは、各チェーンの利用動向や、他チェーンとの比較による傾向・実態を捉えることができます。コロナ禍で消費動向が激変する今だからこそ、こうしたデータに基づいた戦略の立案・実行を行いたいと思われるメーカー・小売りご担当者様は、ぜひ以下お問い合わせフォームよりご連絡ください。

調査概要

・POBアンケート N=4002人

~30代 40代 50代 60代 合計
女性 305 689 755 353 2102
男性 152 367 737 644 1900
男女計 457 1056 1492 997 4002
(%) 11.4% 26.4% 37.3% 24.9% 100.0%

調査対象:全国のPOB会員アンケートモニター
調査日時:2021年3月24日~27日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ソフトブレーン・フィールド

マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy

Point of BuyⓇデータベースは、全国の消費者から実際に購入/利用したレシートを収集し、ブランドカテゴリや利用サービス、実際の飲食店利用者ごとのレシート(利用証明として)を通して集計したマルチプルリテール購買データです。
同一個人(シングルソース)から「消費行動」に関わる複数種類のデータを収集しており、ショッパーの行動結果からリアルなショッパーの実態に直接迫り、マーケティング戦略に不可欠なデータを、“より精度を高く” 企業・メーカーに提供します。
集計対象は、消費財カテゴリ68種類 約6,000ブランド、飲食利用カテゴリ10種類約200チェーン(2018年1月現在)。全ての利用証明に購入/利用理由(フリーコメント)がデータ化されています。

お問い合わせフォーム:https://www.sbfield.co.jp/contact/contact-corporation
サービスページURL:https://www.sbfield.co.jp/multi-idpos

ソフトブレーン・フィールド株式会社 会社概要

ソフトブレーン・フィールド株式会社(本社:東京都港区、設立年月日:2004年7月、代表取締役社長:木名瀬博)は、ソフトブレーン株式会社(本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として、全国の主婦を中心とした登録スタッフ96,611名のネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など222,828店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。当社代表の木名瀬博は、2004年にアサヒビールの社内独立支援制度に応募し、合格第1号事業として独立しました。

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